
みなさまこんにちは。
メルボルン在住のましゅです。
いろいろと身体が弱い次男ですが…
先日鼓膜チューブ挿入手術を受けてきました。
英語ではGrommet Surgeryと言われますが、結構子供には珍しくない手術みたいです。
本記事では
- 手術までの流れ(手続き•準備など)
- 手術当日の様子
- 実際に掛かった費用
- 術後の様子や注意点
などご紹介したいと思います。
「うちも鼓膜チューブの挿入が必要になるかも?」「手術が決まったけど不安だよ😭💔」という方のお役に立てれば幸いです。
鼓膜チューブ挿入手術とは
鼓膜チューブ挿入手術は、滲出性中耳炎などで中耳に液体がたまり、聞こえにくさが続く場合に行われる治療法です。鼓膜に小さなチューブ(Grommet)を入れることで、中耳の換気を良くし、液体がたまるのを防ぎます。
手術で得られる効果は、
-
中耳にたまった液体を排出しやすくする
-
聴力の改善
-
中耳炎の再発を防ぐ
-
子どもの言葉や発達への影響を防ぐ
チューブは数か月〜1年ほどで自然に外れることが多く、鼓膜も自然に元に戻るとのこと。
手術をすることになった経緯
1年以上耳の痒みを訴えていた次男。
GPに行っても、ただ「耳垢が溜まってるだけ」「スプレーかドロップで耳垢を柔らかくすればいいよ」と言われること何億万回…😭
やっとENTに紹介状を書いてもらいましたが、そこでも一症状が良くならず3ヶ月ほどグダグダ。
埒が明かず、別のENTを紹介してもらったところ、初診で「中耳に水が溜まってるね」と診断してくれ、すぐヒヤリングテストを受けるよう指示がありました。
その結果、やや聴力低下が確認され、鼓膜チューブ挿入手術を提案されました。
滲出性中耳炎(Glue ear)だったみたいです。

1軒目のENTでまったく良くならず、「専門医に掛かってもコレ!?」と不安だったけど、2軒目ですぐ原因分かって良かった!
手術までの手続き•準備など
手術します!と医師に伝えると、医療秘書の方から料金詳細や各種書類が送られてきました。
手術の予約を入れることができたのは、手術を決めた1か月半後でした。
提出した書類は以下の通り。
- 手術する病院用の患者フォーム(オンライン)
- 麻酔科医用のフォーム(オンライン)
- 執刀医用のフォーム
実際の手術の時間は、手術当日2日前に電話にて知らされました。
当日まごつかないように、こんなことは事前に頭に入れておきました。
- どんな手術なのか?
- 手術のおおまかな流れ
- 病院までの行き方と時間
- 駐車場の有無(料金や入場方法)
- 支払方法(現金可か、カードのみか)

持って行ったものはこちら↓
- タブレット端末
- 着替え一式
- 軽食(全身麻酔のため絶食なので術後必須)
- お菓子
- お絵描きセット
- 充電器
- 水
手術当日は絶飲食が必要になるので、病院の指示に従いましょう。
我が家の場合は、朝5時まではお水のみOKでした。
手術当日の流れ
お次に、実際の手術の流れです。
手術の2日前に「7:15に病院に来てください」と伝えられました。
時系列でご紹介します。
05:50 自宅出発
06:30 病院到着
07:00 受付
07:15 手術準備室で待機
08:40 麻酔・手術開始
09:00 手術終了
09:00 待機
10:15 帰宅

意外と早かったなというのが率直な感想です。
準備室での待機が少し長くて、手術自体は15~20分で終了。
息子が麻酔から覚めると、病室内に来るように言われました。
全身麻酔からお目覚めの息子、両耳血だらけでした😂拭いてくれないのか😂
耳よりも、手に付いていた点滴の針が痛くてグズグズしていました。
リンゴジュースとアイスバーを貰えて少し機嫌良くなる。
絶飲食だったためか、手術後は食欲がすごかったです。

仕切りのないリカバリールームで待機中。母はコーヒーを持ってきていただきました。
息子以外にも二人同じ手術をした子供たちがいました。
術後の経過と注意点
耳に水を入れないよう注意
これが第一だと思います!
医者からはシャワーもお風呂も普段通りで大丈夫だし、プールも問題ないよと言われました。
しかしシャワー中は、水がダイレクトに耳に入らないように注意し、耳栓を使用しています。
耳だれ(耳からの分泌物)をチェック
少量の透明〜薄い血が混じる耳だれは、術後数日は普通のようです。
ただし次の場合は、感染している可能性があるので、手術を担当してくれた医師に連絡するか、GPを受診しましょう。
- 黄色・緑色でにおいがある
- 何日も続く
- 急に量が増えた

次男は手術5日後に結構な量の分泌物があったので、GPに行ったよ。
抗生物質を飲むように言われました。
また、耳の軽い違和感は普通のようですが。強い痛み、発熱、耳の腫れがある場合も早めに病院へ行きましょう。
点耳薬・内服薬は指示通りに
当たり前のことですが、処方された点耳薬は回数・期間をしっかり守ります。
勝手に中止しないようにしましょう。
掛かった費用
今回掛かった費用ですが、プライベートだったため、結構掛かっています。。。
パブリックだったら完全無料なんでしょうか?
- プライベート病院の利用料:$1572
- 執刀医:$1275
- 麻酔科医:$858
執刀医と麻酔科医は、メディケアのリベートで$507.70返金あり、差し引くと合計:$3197.30でした!
まとめ
今回は、鼓膜チューブ挿入手術に関しての記事をお送りしました。
最初は手術と聞いて、「手術になる前にもっと早くできることはなかったのか」「大事になったらどうしよう?」などネガティブに考えていたのですが、結果として手術を受けて良かったです。
多くの子供が経験する鼓膜チューブ挿入手術。
オーストラリアの医療は進んでいるので安心して大丈夫です!(だと思いたい…)
耳を触ることがだいぶ減ったので、子供のために手術しても本当に良かったです。
本記事が、今後手術になるかもしれない、もしくは手術が決まったが不安に思っている方の参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

